宝島社「自由を楽しむねんきん暮らし」

宝島社ムック「自由を楽しむねんきん暮らし」で、随筆家の山本ふみこさん、映画監督の代島治彦さん夫妻にお話を伺いました。

ちょうど60歳の節目を迎え、同時に親の介護にも向き合うこととなるタイミングでのお話でした。お二人の距離感や、「未来はどうなるかわからなくていい」というその考え方(決して投げやりな意味ではなく)、とても惹かれるものがありました。

そのほか、定年夫婦についてのショートショートエッセイを長年綴ってこられた作家の西田小夜子さんにも、夫婦が仲良く過ごす秘訣についてを伺ったのですが、これがまた面白すぎました。

60代以上のご夫婦が、どんなふうにこれからを過ごすか、3組にインタビューもしています。

みなさん年齢を重ねたからこその生き様やポリシー、そしてパートナーへの愛がいろんなかたちであって、これからの未来が楽しみになる楽しい機会でした。

 

「ねんきん世代」だなんて遠い話のように感じてしまいますが、夫婦関係の悩みも解決方法も、ママ雑誌でたくさん見聞きしてきたことと実はほとんど変わらなくて、今の暮らしの延長線上に、「定年」という二文字があるんだと改めて感じています。

夫婦はふたりからスタートして、子どもがいてもいずれ巣立ち、またふたりに戻るときがきます。実家に送る一冊としてもおすすめです。

by
関連記事