「北欧、暮らしの道具店」BRAND BOOK コラム
「北欧、暮らしの道具店」で配布されるBRAND BOOKで、うちの食卓についてのコラムを書きました。
もう少し仕事をしたいなという思いをこらえつつ、17時過ぎには切り上げてお迎えに向かいます。18時にご飯、19時までにお風呂を終えて、20時に布団に入るのが理想のスタイル。
そうなると、帰宅後10〜15分で「いただきます」を言うことになるわけで、お恥ずかしいことに平日の夕飯は人様に見せられる状態ではありません。
何日も同じ豚汁が続いたり(というか続けて食べられるように大量に仕込む!)、朝と同じサラダを夜にも出したり、うちの家族は年中、同じようなものばかり食べている気がします。
でも、信頼できる材料でつくった冷凍食品やお惣菜があれば、少し罪悪感が和らぎます。なぜか「手づくり」が善、「できあい」は悪、みたいな思いがどこかにあるのかな。そしてそれは、私だけではないと思います。
できあいを避けたくなるのは、一般的に加工食品は手づくりに比べて、よくわからないものが入っているのも理由のひとつかもしれません。だから、家でつくるような材料の加工品なら、自分の代わりに誰かが作ってくれた、と思えるような。
そんな手助けを私は宅配食材の生活クラブに頼っていますが、人それぞれ、そういうお助け手段があるといいですよね。
以前、取材で教えてもらった「料理は2倍、3倍つくる」というのも実践していています。冷凍できるものは、半量をいつかの食卓に備える、自家製冷凍食品です。少し前の自分がつくった切り干し大根やひじきの煮物、ハンバーグ、ミートソース、カレー。チンするだけの存在が増えていくと、本当に心強いのです。
2019-03-01 by
関連記事